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アイデアだけじゃない!企画職のリアル|仕事内容・やりがい・キャリアパスまで紹介」

アイデアだけじゃない!企画職のリアル|仕事内容・やりがい・キャリアパスまで紹介」

「アイデアを出すのが好きだから、企画の仕事に興味がある」
「会議でプレゼンする姿がかっこいい」

――そんな理由で“企画職”に憧れを持つ方は少なくありません。

確かに企画職は、世の中に新しいサービスや商品を生み出す“クリエイティブな職種”として、多くの人に魅力的に映ります。
しかし実際の仕事は、ただアイデアを出すだけではなく、「課題を見つけ、仮説を立て、提案し、社内を動かし、成果に結びつける」までの長いプロセスを伴う仕事です。

つまり、企画職とはアイデアをカタチにする責任を持つ仕事
自由な発想力に加えて、ロジカルな思考力や調整力、実行力が問われる、想像以上にタフで奥深い職種なのです。

「自分に企画の仕事は向いているのかな?」と悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

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企画職とは?

企画職とは、新しい商品やサービス、施策などを考え、実行につなげる“きっかけ”をつくる仕事です。

会社の売上を伸ばす、業務を効率化する、顧客満足度を上げる
――そういった課題を見つけ、解決策を提案し、社内外を巻き込んで動かしていくポジションです。

企画職の基本的な役割

企画職の仕事は、大きく分けて以下の3ステップで構成されます。

  1. 課題を見つける(現状把握・分析)
    市場や社内の現状を把握し、「今、何が問題なのか?」「もっと良くできる部分は?」を探るところからスタートします。
  2. アイデアを立案・提案する(企画)
    課題をもとに、「誰に、何を、どのように提供すれば解決できるか?」という企画を考え、企画書やプレゼン資料にまとめて社内に提案します。
  3. 実行・進行管理する(実現まで動かす)
    提案が通ったあとは、関係部署との調整や予算・スケジュール管理などを行い、企画を実際に形にしていきます。

つまり、「考えるだけ」ではなく「やりきるまで」が企画職の仕事
社内外を巻き込むプロジェクトリーダーのような存在でもあります。

他職種(営業・マーケ・クリエイティブ)との違い

企画職は幅広い領域に関わる仕事ですが、よく混同されやすいのが営業職やマーケティング職、デザイナーなどのクリエイティブ職です。

職種主な役割
営業職顧客との関係構築・契約獲得などフロント業務が中心
マーケティング職市場分析やプロモーション施策の立案・運用
クリエイティブ職デザインやライティングなど“見せる・伝える”部分を担当
企画職課題発見〜アイデア提案〜実行計画までの全体設計

このように、「考える → 伝える → 実現する」すべてのプロセスに横断的に関わるのが企画職の特徴です。

業種によって異なる「企画」の形

「企画職」と一口に言っても、所属する業界や企業によって、仕事内容や専門性は異なります。

たとえば

  • メーカー企業なら… 商品企画・パッケージや機能の提案
  • Web業界なら… 新規サービスやアプリの企画、UX設計
  • イベント会社なら… イベント構成・演出のアイデア立案と運営
  • 社内向け企画職なら… 業務改善、社内制度の企画・導入など

業界ごとに求められる知識や視点は変わりますが、共通しているのは、「まだ形になっていないものを形にする」仕事だということです。

企画職の主な仕事内容

企画職の仕事は、単にアイデアを出すだけではなく、課題発見から実行、振り返りまでを一貫して担うことが特徴です。

その業務内容は幅広く、関わる人・部署も多岐にわたります。ここでは、企画職の代表的な業務を4つに分けてご紹介します。

新商品やサービスの企画・立案

もっとも企画職らしい仕事が、「新しい何かを考える」フェーズ。
市場のニーズや競合の動向、自社の強みをふまえて、誰に・どんな価値を提供するかを考えます。

具体的には

  • ターゲットや目的の明確化(誰に、何を、なぜ)
  • 商品・サービスのコンセプト設計
  • 価格や流通、販促方法の検討(マーケや営業と連携)

この段階では、「アイデア」だけでなく「実現可能性」もセットで考える視点が重要です。

社内外の調整・進行管理

企画が決まったら、次はそれを実現に向けて動かすフェーズに入ります。
ここでは、社内の関係部署や外部パートナーとのやり取り・調整業務が中心になります。

  • デザイナーや開発チームへの依頼・仕様の共有
  • スケジュールや予算の管理
  • 法務や経理部門との調整(契約や予算申請など)

このフェーズでは、「伝える力」と「巻き込む力」が問われるため、単なる事務処理ではなく“プロジェクトマネジメント力”が必要とされます。

プレゼン資料・企画書の作成

企画職は、「自分のアイデアを伝える力」も非常に重要です。
そのため、社内会議や役員報告用のプレゼン資料や企画書の作成は日常的な業務の一部となります。

  • PowerPointでの資料構成・デザイン
  • 数値根拠を含めたロジカルな説明
  • 説得力のあるストーリー設計(背景→課題→提案→効果など)

良いアイデアであっても「伝わらなければ通らない」のが企画の世界。
「相手目線で考える力」と「簡潔に要点をまとめる力」がここで発揮されます。

大変なところ・注意点

企画職は、自由にアイデアを出せる一方で、「考える責任」「動かす責任」を背負う職種でもあります。
やりがいや達成感が大きい分、悩みやプレッシャーも少なくありません。

ここでは、実際に企画職として働く中で多くの人が感じやすい、代表的な大変さを紹介します。

「アイデアを出す」だけでは成果にならない

企画職はよく「アイデアマン」と呼ばれますが、実際にはアイデアそのものが評価されることは少ないです。
大切なのは、「そのアイデアでどんな課題が解決できるのか」「どう実行に落とし込めるのか」といった現実的な設計と実行力です。

「面白いけど実現できない」「予算が合わない」「誰が担当するの?」と現場から突き返されてしまうことも多く、“通る企画”をつくるためには、ロジックや準備が不可欠になります。

合意形成や社内調整に時間と労力がかかる

企画職は、社内の複数部署と連携しながらプロジェクトを動かします。
その際に避けて通れないのが、「社内調整」と「合意形成」です。

  • 営業:「それって本当に現場で売れるの?」
  • 開発:「その機能、今のシステムじゃできない」
  • 上司:「今やるべきことなのか?」

といった具合に、企画を通すには多くの“説得”と“すり合わせ”が必要です。
思い通りに進まないことも多く、柔軟性やコミュニケーション力が問われます。

プレッシャーを感じやすい立場でもある

「新しいことを考える=“前例がない”ことに挑む」という性質上、
企画職は常にチャレンジと責任が背中合わせのポジションです。

「期待されているのにアイデアが出てこない」
「通した企画がうまくいかず、自信をなくす」
「“なんか違う”と上司に言われて振り出しに戻る」

こうした経験を経る中で、成果へのプレッシャーや自分の無力さを感じることもあるのが企画職のリアルです。

ただし、この大変さを「成長のチャンス」と捉えられる人こそ、企画職で活躍できる素質があります。
次の章では、そんな企画職に向いている人の特徴を、性格や考え方の視点からご紹介していきます。

企画職に向いている人の特徴

企画職は、単に「アイデアを出すのが得意」というだけでは務まりません。
アイデアを実行可能な形に落とし込み、周囲を動かしながら成果につなげる
――そんな総合力が求められる職種です。

ここでは、企画職に向いている人の特徴を4つご紹介します。

発想力と論理性を両立できる人

自由なアイデアを出せる“発想力”と、それを現実的に実行するための“論理性”。
この両方をバランスよく持っている人は、企画職に非常に向いています。

  • 「こんなことをやってみたい!」という想像力がある
  • でもその一方で「誰のために?」「どう実現する?」と現実を見据えられる

「思いつく力」と「考え抜く力」の両立ができる人は、社内でも信頼されやすく、通る企画を作る力に長けています。

物事を多角的に捉えられる人

企画職では、「自分の視点」だけではなく、顧客・営業・開発・上司など、さまざまな立場で物事を見る力が求められます。

  • ユーザーが本当に求めていることは?
  • 営業が現場で困っていることは?
  • 経営層が重視している判断軸は?

こうした視点を持ちながら企画を立てられる人は、周囲の共感と協力を得やすく、社内外を動かせる「実現力のある企画」を生み出せるタイプです。

最後までやり抜く粘り強さがある人

企画職は、立てた企画を実現まで“やりきる”責任があるポジションです。
途中でトラブルが起きたり、調整がうまくいかなかったりしても、そこで止まってしまっては意味がありません。

  • スケジュールや予算が変わっても柔軟に対応する
  • 関係者と何度も話し合いながら調整を続ける
  • 諦めずに再提案し、形にする

粘り強さや責任感のある人は、周囲からの信頼も得やすく、難しいプロジェクトも成功に導ける力があります。

企画職の働き方とキャリアパス

企画職は幅広い業界・職種で活躍の場があり、その分、働き方やキャリアの選択肢も多様です。

ここでは、「どんなフィールドで企画職が求められているのか」「その先にどんなキャリアがあるのか」についてご紹介します。

働くフィールドの種類

企画職と一口に言っても、企業によってその役割や名称は少しずつ異なります。

● 商品企画

メーカーや小売業界などで、新商品の開発や既存商品の改良に関わるポジション
ターゲット設定や価格戦略、販促方法の企画にも携わります。

● サービス・事業企画

IT・人材・教育などの業界で多いのが、新規サービスや既存事業の拡大を担う企画職
社内の戦略立案やマーケティングと連携して事業を動かしていきます。

● イベント・プロモーション企画

広告代理店・PR会社・イベント運営会社などで活躍。
企業や自治体向けにキャンペーンやイベントを立案・運営する仕事です。

● 社内向け業務改善企画

事務効率化、社内制度の見直し、DX化の推進など、社内をより良くするための企画職”も増加傾向にあります。
総務・経営企画・広報部門などで活躍します。

キャリアパスの具体例

企画職で経験を積んだ後は、さまざまな方向にキャリアを広げていくことが可能です。

▶︎ スペシャリストとして企画領域を深める

商品企画、Web企画、プロモーション企画など、専門分野に特化して“企画のプロ”として活躍する道
より深い市場理解・ユーザー理解を武器に、影響力のある企画を生み出す立場になります。

▶︎ プロジェクトマネージャー/事業責任者へ

複数の企画を同時進行で動かすうちに、マネジメントや全体最適の視点が求められるようになり、チームのまとめ役や事業責任者へとキャリアアップするケースも多くあります。

▶︎ 他職種(マーケティング・営業企画・経営企画など)に展開

企画職で培った「考える力・伝える力・調整力」は、他職種でもそのまま活かせるスキルセットです。
マーケティング職や営業戦略職、経営企画などにシフトする人も少なくありません。

未経験からの第一歩は“企画+〇〇”の仕事から

いきなり「純粋な企画職」に就くのはハードルが高く感じるかもしれません。
そんなときは、以下のような企画要素を含む”仕事からスタートするのもおすすめです。

  • 営業企画(営業と連携しながら施策を考える)
  • 広報・販促(社内外向けの企画を立案・実行)
  • アシスタントポジション(資料作成・企画補佐から経験を積む)
  • SNS運用・Webマーケ(小規模な施策のPDCAを回す経験ができる)

「企画=ポスト」だけでなく、「企画的な思考や動き方」はどんな職種でも活かせるため、実践を通じて少しずつステップアップする道も現実的です。

まとめ

企画職は、「アイデアを出す人」ではなく、「課題を見つけて、解決策を形にし、実行まで導く人」です。
発想力だけでなく、論理性・調整力・実行力など、さまざまな力を総合的に使いながらプロジェクトを動かしていく――
だからこそ、一つの企画が形になった瞬間の達成感は、他の職種では味わえない大きなやりがいにつながります。

そんな一歩からでも、あなたの中の“企画力”は確実に育っていきます

今はまだ企画未経験でも、
「考えて動かすこと」に興味があるあなたなら、きっとその素質があります。

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この記事を書いた人

Fulfill株式会社の転職支援事業の最高責任者。「自分の未来を信じられる世の中に」をモットーにトップ転職エージェントとしても活躍中。年間500名以上の転職サポート実績があり、未経験からの転職成功を得意としている。

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