【驚愕】みなし残業代は45時間が一般的?

【驚愕】
みなし残業代は45時間が一般的?

みなし残業代(固定残業代)とは、あらかじめ決められている残業代のことです。
給与明細や求人票に記載があるのを見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。

しかし、みなし残業時間の目安がわからないから、多いのかが判断できない、という人もいると思います。
今回は、「各時間のみなし残業代」「一般的なみなし残業時間」について解説していきます。

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・みなし残業代って普通はどれくらい？

・みなし残業時間って普通はどれくらい？

・そもそも普通の残業時間ってどれくらい？

〇〇時間の「みなし残業代」を計算！

みなし残業代は、時給や残業時間数によって変動してきます。
下記では、【月給20万円,月20日出勤,1日8時間労働】を想定して、時給を計算していきます。

月労働時間 ＝ 20日 × 8時間 ＝ 160時間

時給 ＝ 20万円 ÷ 160時間 ＝ 1250円

上記の場合では時給が1250円と算出されました。
次は、10～45時間のみなし残業代を計算していきます。

想定みなし残業代
10時間	1250円 × 1.25 × 10時間 ＝ 15625円
20時間	1250円 × 1.25 × 20時間 ＝ 31250円
30時間	1250円 × 1.25 × 30時間 ＝ 46875円
40時間	1250円 × 1.25 × 40時間 ＝ 62500円
45時間	1250円 × 1.25 × 45時間 ＝ 70313円

自分の給与明細にある「みなし残業代または固定残業代」と比べてみましょう。
みなし残業時間が同じで、月給が20万より多いのに、みなし残業代が上記より少ないのなら、正しくみなし残業代が支払われていないかもしれません。

同じ月給20万円でも時給はそれぞれ違いますので、自分の正しいみなし残業代を知りたい方は、自分で計算をしてみましょう。
詳しい計算方法の記事は下記になりますので、気になる方は、そちらを参照ください。

ほとんどの企業が〇〇時間

一般的なみなし残業時間数：45時間

なぜ、みなし残業時間数は45時間が一般的なのでしょうか。
それは基本給をできるだけ小さくして、ボーナスの費用を下げるためです。

ボーナスは基本給をもとに計算されますので、基本給を少なくすることで、ボーナスの費用を抑えることができます。

日本の企業では、99.7％が中小企業になります。
そのため、予算的に余裕のたる企業はあまり少ないのです。

人件費削減のため、みなし残業代を多くすることで、できるだけ基本給を下げるようにしています。

残業代が一番オトクな職種って？

みなし残業時間が45時間と解説しましたが、「みなし残業時間 = 実際の残業時間」ではありません。
みなし残業代が45時間だからといって、毎月45時間も残業させられるということではありませんので、そこはご安心ください。

では、実際にどれくらい残業をするのでしょうか。
各職種の平均的な残業時間と1章で求めた45時間のみなし残業代との差を見ていきましょう。

	平均残業時間	残業代45時間との差 (各職種の残業代)
工場	13.3時間	49532円(20781円)
介護	6.4時間	60313円(10000円)
営業	35.8時間	14375円(55938円)
事務	13.3時間	49532円(20781円)

平均的な残業時間は、すべての職種で45時間を下回っていましたね。
もし、みなし残業代が同じ額で支払われるとするなら、介護職が一番オトクかもしれません。

また、営業職はインセンティブが出ることから、残業してでも契約を取りたい人が多く、残業時間は他の職種と比べると多くなっています。

職種によって、残業が多い少ないはあります。
求人で残業代を見る際には、みなし残業時間ではなく、勤務時間欄などにある平均残業時間を参考にしてください。

まとめ

今回はみなし残業代について解説しました。

お給料は働いた時間を適正にもらう義務が会社員にはあります。
しかし、みなし残業時間などで自分のお給料が正しいのかわかりにくくなっているところがあります。

もし、不審に思う方は、下記の記事を参考に自分の残業代を調べてみましょう。