【警告】あなたの「みなし残業代」間違ってるかも！正しい計算方法を知ろう！

【警告】
あなたの「みなし残業代」間違ってるかも！
正しい計算方法を知ろう！

「みなし残業代(固定残業代)」について、大体はわかってるけど、具体的にはわからない、という方も多いのではないでしょうか。

みなし残業代(固定残業代)の仕組みについて知らないと、もしかしたら損をしてしまうかも知れません。

今回はみなし残業代(固定残業代)について解説していきます！
「みなし残業代の計算方法」「みなし残業時間＝実際の残業時間？」について知りたいという方は、ぜひ読んでみてください♫

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・みなし残業代(固定残業代)って何？

・みなし残業代ってどうやって計算するの？

・みなし残業時間(固定残業時間)がそのまま残業時間になる？

みなし残業代(固定残業代)って？

みなし残業代の意味

みなし残業代とは、あらかじめ決められている残業代のことです。
みなし残業代は固定残業代とも言われ、毎月支払われる給与の中に残業代が含まれている給与形態です。

みなし残業時間制と固定残業代制の違い

みなし残業代には、「みなし労働時間制」と「固定残業代制」の2種類があります。
しかし、「みなし労働制」と「固定残業制」は下記の点で違います。

【みなし労働時間制】
・実際に働いた時間にかかわらず、あらかじめ定めていた時間で稼働したとされ、給与が支払われる。

・研究職や営業職など、実際の労働時間が不明確な場合に適用される制度

【固定残業代制】
・実際の残業時間にかかわらず、あらかじめ定められていた残業代を給与に含めて支払われる。

・職種に関わらず適用が可能

少しややこしいですが、労働を「した」という前提で固定の残業代を支払うのか、労働を「した」「していない」という前提に関係なく残業代を支払うのかという違いです。

みなし残業代の注意事項【3選】

みなし残業代(固定残業代)には注意事項が3つあります。
勘違いをしてしまうこともありますので、ここで理解しておきましょう。

①超過分の残業代は支払われる

➁みなし残業代(固定残業代)は45時間以内

➂残業時間数と残業代の明確化

超過分の残業代は支払われる

あらかじめ定められた時間を超えた残業がある場合、別途残業代を支払う必要があります。

「みなし残業代(固定残業代)を設定してるから、これ以上払わなくていい」というわけではないので注意してください。

一つ前に説明した「みなし残業時間制」と「固定残業代制」も同じです。
超えた分の残業代は支払う義務が企業にはあります。

みなし残業代(固定残業代)は45時間以内

36協定で、所定外労働時間の上限は45時間と定められています。

※36協定とは、労働基準法第36条に定められた労使協定のこと

そのため、基本的にみなし残業代(固定残業代)も45時間を超えて設定することはできません。
もし、求人で45時間を超えたみなし残業代の記載を見かけたら、注意するようにしましょう。

残業時間数と残業代の明確化

みなし残業代(固定残業代)で定めている「残業時間数」と「残業代」は、明確にされていないといけません。
これは給与明細や求人においても同じです。

もし求人に、みなし残業の記載があったなら、「残業時間数」と「残業代」が記されているか確認しておきましょう。

みなし残業代を調査する！

残業代計算方法

自分の残業代が正しいものなのか、みなし残業代(固定残業代)が正しいのかを確認したいと思う人もいると思います。
その場合は、下記のように計算してみましょう。

残業代

残業代 ＝ 時給 × 割増率 × 残業時間

時給

時給 = 月給与(基本給＋手当) ÷ 月労働時間

月労働時間

月労働時間 ＝ 月労働日数 × 1日の労働時間

割増率は月の残業時間によって変わりますので、下記を参考にしてください。

深夜労働(午後10時から午前5時の間)	25%
時間外労働(法定時間を超えて労働)	25%
休日労働	35%
時間外労働 (1ヶ月に60時間を超える時間外労働)	50%

みなし残業時間 = 実際の残業時間？

みなし残業時間　≠　実際の残業時間

みなし残業時間と実際の残業時間は、必ずしもイコールではありません！

みなし残業時間(固定残業時間)が45時間だからと言って、毎月45時間も残業するわけではありません。
特に、中小企業であれば人件費削減のため、みなし残業時間(固定残業時間)を45時間に設定しているところも珍しくありません。

実際の残業時間は、企業のHPを見るか、面接で質問するなどから確認してみてください。
みなし残業時間の数値にばかり振り回されず、企業を見極めましょう。

まとめ

みなし残業代(固定残業代)について理解をしていないと、ちゃんと働いているのに給料で損をするかもしれません。
適正な給与をもらうためにも、みなし残業代はしっかりと理解しておきましょう。

また、転職をされる方は、みなし残業代の仕組みについて理解したうえで、求人を選んでいきましょう。