日本企業の8割が零細企業!?　給料格差161万がヤバすぎる！

日本企業の8割が零細企業!?　給料格差161万がヤバすぎる！

零細企業とは、企業規模において「きわめて小さな会社」を指します。

零細企業という言葉は法律上で定義はされていないのですが、具体的には従業員数が10名未満の企業を主に零細企業と呼びます。

今回は
・零細企業のデメリット
・ブラック零細企業を避けて転職する方法
・勝手に退職してもいいのか
・退職するタイミング
を解説します。

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・零細企業ってどんな会社なの？

・零細企業を避けて転職する方法って？

・零細企業から抜け出したい！

零細企業は社長が神様？

零細企業をやめた方がいい理由としては、下記の3つが挙げられます。

・低賃金
・ワンマン社長
・サービス残業

【低賃金】給料の差は161万円…

	零細企業	大企業
平均年収	354万2千円	515万2千円
平均月収	30.2万円	37.7万円

零細企業の平均年収は354万2千円に対して、大企業が515万2千円です。
比較すると161万円もの大きな差が開いていることがわかります。

これは零細企業の経営が難しいこと示しており、実際の倒産率が約9割にも上っているのです。

【ワンマン社長】社長が神様

ワンマン社長とは、社長の一言で会社の方針が大きく変わったり、日常の業務が左右されるような経営者のことです。
零細企業の中には、社長がすべてを決められる神様のような存在の会社もあります。

ワンマン社長の突然の思い付きや独断で給料が増減することがあり、残業や休日出勤を強要されることも珍しくありません。

さらに、従業員の満足度を高めるための福利厚生を導入することに関して、消極的なことも多くあります。
零細企業では利益追求が優先される傾向が強いので、法定以外の福利厚生は期待しづらいでしょう。

【サービス残業】制度が整ってない

零細企業は小規模の企業であるため、人手が足りず、勤務管理の体制もしっかりと整っていないことがあります。

残業に関する制度が、あいまいになっている企業も珍しくありません。
企業によっては、１ヶ月に100時間ものサービス残業を強要されることもあります。

また、人手不足からくる業務量の多さが、結果として従業員の過重労働につながることもあるでしょう。
このような状況は従業員の健康やモチベーションを大きく低下させ、長期的に務めることが難しくなることもあります。

ブラックな零細企業を緊急回避する方法

零細企業にもホワイト企業は存在しますので、すべての企業がブラックなわけではありません。
ここではブラックな零細企業を避けて転職するコツをお伝えします！

主な転職方法は下記の3つになります。

・口コミから企業を知ろう

・家族経営を避けよう

・転職エージェントやキャリアコーチングを利用しよう

口コミから企業を知ろう

口コミサイトで企業の評判をチェックしましょう！

口コミでは多くの従業員のリアルな声を知ることができます。
しかし、これらの口コミの全てを鵜呑みにしないようにしましょう。

例えば、ある企業の悪い評価の口コミが目立つとします。
しかし中には、自分がその会社の方針や文化に合わなかったという理由で、悪い口コミを書く人もいます。

逆に、企業との相性が良かった人は、口コミをあまり書こうとしません。
悪い評価が多いからといって、必ずしもその企業が自分に合わないとは限りません。

このように、悪い口コミの多さだけを基準に判断するのではなく、その中身をきちんと分析してみることが重要です。
口コミの内容にどのような問題点が挙げられているのか、またその問題点が自分にとって大きなネガティブな要因になるのか、きちんと考えましょう。

家族経営を避けよう

家族経営とは、主に社長や役員が家族で構成されている企業のことを指し、これらの企業では公私の混同が生じやすい傾向にあります。
例えば、社長の家族である妻や息子、娘が不当に優遇されることがあるのです。

さらに家族経営の企業では能力を平等に評価してもらえないことがあります。
一般社員は能力に見合った給料をもらえず、社長の家族だけが高給取りとなることもあるでしょう。

家族経営の企業すべてがブラックというわけではありません。
以前にアルバイトとして働いており、企業の文化や経営方針をよく知っている場合は、入社を考えてみてもいいでしょう。

しかし、確信が持てない場合は、家族経営の企業への入社はリスクを伴う可能性が高いので、慎重に判断することを推奨します。

転職エージェントやキャリアコーチングを利用しよう

転職エージェントは企業から報酬を受け取っており、それは求職者が企業に入社し、一定期間勤務することで確定します。
求職者が早期に退職すると返金義務が発生するので、転職エージェントはブラックな零細企業を避けて求人を紹介してくれる傾向があります。

キャリアコーチングは、求職者が直接お金を支払い、キャリア形成のサポートを受けるサービスです。
キャリアコーチングは求職者がお金を払っているので、コーチが求職者の成功を真剣にサポートする姿勢が期待できる点にあります。

ブラックな零細企業を避け、より良い転職を実現するために、オススメのサービスと言えるでしょう。

退職させてくれない零細企業

もし零細企業に入社してしまい、退職を考えている方もいらっしゃると思います。
しかし、零細企業は慢性的に人手不足のため、なかなか退職をさせてくれない企業もあります。

下記からは「退職してもいいのか」,「退職するタイミング」を解説します。

勝手に退職してもいいの？

勝手に退職しましょう！

法律的には、申し出から2週間後に退職が可能です！

つまり会社の規約による期間よりも、法律が優先されるのです。
また入社時の雇用契約書と実際の雇用条件が異なる場合、即時の退職も認められます。

労働者の退職権利は法的に保護されているので、会社の強い引き留めや損害賠償請求に応じる必要はありません。

退職するタイミングは？

20代のうちに転職しましょう！

20代の間に転職することは非常に有利です。
転職市場では、20代は「ポテンシャル採用」、30代以降は「即戦力採用」と言われています。

即戦力採用は、前職の経験を活かして活躍することが期待されるため、異なる業種や業界への転職が難しくなります。
30代以降でも転職は可能ですが、20代に比べるとチャレンジできる範囲が狭くなり、転職が厳しくなる傾向があります。

企業も20代を好んで採用する傾向があるので、異業種への転職を考えている方であれば、なおさら20代での転職を考えた方がいいでしょう。
経歴は作ることができても、年齢だけは作ることはできませんので、早めの転職をオススメします。

まとめ

今回は零細企業はやめた方がいい理由について解説してきましたが、すべての零細企業がブラックというわけではありません。
ホワイトな企業や零細企業でしか経験できないこともありますので、口コミや企業のHPを見て自分に合っているのかを見極めていきましょう。

退職を考えている方は、下記に退職について詳しく書いている記事もありますので、そちらも参考にしてみてください。